投稿者:K.T
朝6時。
「今日どこ?〇〇?」と4歳になったばかりの息子から、今日の勤務施設を尋ねる質問に対して、「今日は、〇〇からの〇〇やで」と私が嬉しそうに返答する。
返答しておきながら一応手帳で間違っていないことを確認「あってる。あってる」と自分で納得している私。
CRCで複数施設を担当していると、1日で数施設を移動することも少なくありません。毎朝、妻との会話を聞いていたらしく、今では息子との朝一の会話となってしまいました。
「全然見えない!」元々、近眼で普段から眼鏡をかけている私ですが、最近はその眼鏡をはずさないと新聞の字が見えない。そういえば、プロトコルの字も見づらいと思うことが増えたよう・・・・。
意識的には抵抗しているつもりですが、有無を言わさず見せつけられる月日の流れを毎朝感じつつ朝7時頃、遊んでほしいという息子を後にして施設に向かいます。
CRCになって今年で15年。この間、結婚したり、引っ越ししたり、子供が生まれたりと私の周りの環境は大きく変化しました。また、CRCとしてもたくさんの経験をさせていただき、本当にあっという間に時間が過ぎた感じがします。
何故、ここまで続けてこれたのか??
CRC業務って医師をはじめとした医療スタッフと被験者との調整役といった華やかな側面ばかりクローズアップされることが多くまた、それらはCRC個々で行っているようなイメージがあるかと思います。確かに、全て間違いとは言えないですが、実際は治験チームの一員として、また、CRC同士もチームを組み連携して業務を行うことが圧倒的に多い職種だとCRCになって強く感じました。
チームみんなで知恵を絞り、助け合い、励ましあって試験を作り上げる。辛いこともあるけれども、癖になる・・・。
夜8時
そんなことを考えながら、一日の業務を終え帰宅すると、妻が息子へ寝る前の絵本の読み聞かせ中。その光景を見ながら、チーム、もちろん家族からたくさんのパワーをもらいながらここまでやってこれたんだなとしみじみ感じ、そして「よし、明日からまた頑張ろう!!」と一人気合を入れ直しているのでした。
「って明日の施設はどこやったけ?手帳、手帳・・・(笑)」
今期よりグループ長を任されることになりました。「いい、チームにできるといいな・・・」