投稿者:よつば
学生時代は研究者に憧れていた私ですが、いろいろ経由して、CRCという職に辿り着き早8年が経ちました。
正直、こんなに面白い仕事はないと日々思っています。だって私達は、研究者が汗水垂らして開発してきたお薬を、いよいよ患者様にお使い頂くまさにその場面に立ち会えるのですから…!
現場で患者様や医師と直接お話しできることは、このお仕事の最大の魅力だと思います。更にその患者様がお元気になり、「参加してよかったよ」なんて言葉をかけて頂いた日には、辛いことも吹っ飛ぶ程の喜びです。(そうかと思えば一日中黙ってパソコンに向き合い過ごす日もあり、そんなメリハリもまた魅力。)
私は社会人一年目、製薬企業の研究所でひたすらリード化合物のスクリーニングをしていました。残念ながらヒットは出ませんでしたが、あれが長い長い旅を経て、ここに辿り着いたのかと思うとちょっとした感動です。写真手前に写っている本は、お薬の開発についてよく分かる本です。この業界に関わる人なら「こんな仕事をしてみたい」と、きっと夢見るような物語です。未読でしたら是非お勧めします。
さてEP綜合では現在、コロナ禍の影響で会議や研修がほぼオンライン開催となりました。ということはなんと、移動時間ゼロで一流講師の研修を受講できるのです。これに味をしめ、社内外の研修に参加しまくっている私です。休日、宿題をする子供たちの隣で、私もノートを広げて研修内容の振り返り。昨年は、年間の研修目標24時間のところ、なんと軽く4倍は超えてしまっていました。
やたらに研修を受けてみて分かったのは、自分は何も分かっていない、ということです。何者でもない私ですが、CRCとして、新たな治療の可能性を生み出すための小さな歯車の一つでいられるよう、日々努力を続けたいと思います。