投稿者:ごん
6月1日から7日まで、ASCO研修に参加してきました。ASCOとはAmerican Society of Clinical Oncology(アメリカ臨床腫瘍学会)の略で、毎年25000人以上のオンコロジストがアメリカのシカゴに集結し、5000以上の研究結果が発表される国際学会の事です。
国内学会と比較し、会場の広さや参加人数、多国籍感は“さすが国際学会”という印象を受けました。自分が関わった試験の結果報告や最近話題の免疫チェックポイント阻害剤の試験成績結果等、興味深い内容が多く勉強になった7日間でした。
と言えば聞こえは良いのですが、始終英語でのセッション聴講の為、残念ながら私の英語力での理解度については「?」というのが正直な感想です。ただ、会場の熱気から、たくさんの刺激をもらいとても楽しい7日間を送る事が出来ました。
約10年ぶりの海外、初めてのアメリカ本土ということもあり渡航前から別の意味でも楽しみにしていた研修参加。事前にリサーチしていた観光名所へ、一緒に参加したメンバーと『シカゴ観光弾丸3時間コース』で市内巡りをしてきました。ミュージカル「シカゴ」で有名なシカゴシアター、アメリカで2番目に高いウィリスタワーにある「The Ledge」の全面ガラス張りの展望台で記念撮影、シカゴ美術館は時間の関係より断念しましたが、市内を歩いていると広場にピカソの作品や、とうもろこしタワーのような近代建築とゴシック建築・ルネッサンス建築が入り混じった町並みを間近に見る事ができ、「もっとゆっくり時間があれば…、また行きたい」という思いが沸々とわいてきました。シカゴ滞在中は、肉・肉・肉・ポテトの毎日で、日本食の有り難さを再認識した7日間でもありました。
今回初めて参加したASCO。「楽しかった」の一言に尽きる7日間でしたが、もっと英語力を高めて、楽しいだけではない研修参加を目指していきたいと思いました。