CRC日記

心理士というお仕事

投稿者:Cotton Candy

# 中途入社 # 社員紹介
心理士というお仕事

学生時代から、認知症に関心を持ったことがきっかけで、認知症に関わる仕事に従事しています。特に心理評価は学生時代から携わり、気がつけば、かれこれ20年のキャリアを積んでいます。
当初、対象が高齢者とその家族ということもあり、検査者である自分と被験者との年齢差により、ラポール(信頼関係)を損ねることのないよう、共通話題等を模索しながら、しっかりしている検査者であることを演出するのに苦労しました。しかし、年齢を重ね、今では気負うことなく、等身大で被験者に接することができるようになりました。
治験の心理評価では、正確で確実な判断が求められます。心理評価は認知症やレビー小体型認知症、軽度認知障害の治験では必須項目となっています。一つ一つの心理評価を真摯な姿勢で行うことが、ひいては新薬創出に繋がると考えています。皆が期待してやまない新薬の開発に微力ながらお手伝いさせていただいていることに誇りを感じながら、日々の仕事に取り組んでいます。
治験の心理評価を実施する上で、私が気をつけていることは、被験者の方に寄り添い、少しでも不安を取り除き、身体的・精神的な負担がかからないようにすることです。大半の方が“知能テストのようなものをさせられている”という気持ちで検査を受けています。被験者に会話する中で、少しでも“ホッ”と安心できるような短い会話を入れたりしながら、気持ちを和らげるようにしています。
現在、職場環境にも恵まれ、大好きなことに打ち込みながら仕事ができていることに感謝しながら、しっかり自分の能力を発揮していきたいと思います。