投稿者:まるさん
趣味は何ですか?と聞かれた時に『ポタリングです』と答えられる程度には、自転車に乗るようになりました。
スポーツタイプと呼ぶには少し中途半端な青いミニベロが私の愛車で、休日に雨が降っていなければ都内をウロウロしています。
自転車とひとことに言ってもいろんな乗り方があって、いわゆるママチャリ的な乗り方から、ウン十万円もするマシンでカラダにピッタリのジャージを着て疾風のように走っている方もいらっしゃいますね。それから、普通はバスに乗って登るだろう富士山の1合目から5合目までを、自転車で登っていく方も大勢おられます。何時間も坂道を登り続けるようなことを何故するのかと聞いてみたところ『空気や景色もさることながら、カラダの全部を使ってヘロヘロに疲れるのがいい』とよくわからない、でも爽やかな回答をもらいました。
実に色々な楽しみ方があるものですが、私はもっぱら『ポタリング』という言葉通りの乗り方を楽しんでいます。ポタリングとは英語の「potter」に由来する言葉で、「のんびりする」とか「ぶらつく」という意味の和製英語です。
のんびり走って、目に止まって興味を持った場所場所に立ち寄ります。1日に40キロを走ることがあれば、同じくらいの時間を掛けて10キロ程度しか走らないこともあります。立ち寄る場所は公園だったり、小洒落た喫茶店だったり、何かの記念石碑だったり、マーケットだったり、気が向いて海まで行ったり様々です。写真は自宅から8キロほど走ったところにある大きな都立公園で、自転車で気軽に行けるお気に入りの場所です。20分ほどかけて走った後に公園のベンチで休んでいると、川の水音や木立を抜ける風やたくさんの鳥の声など自然の音に包まれてグランピング気分が味わえるのです。こうして豊かな休日を過ごして月曜からの英気を蓄えています。
自転車は意識して走れば有酸素運動になるし、正しい姿勢で走ると足はもちろん背筋や腹筋が鍛えられるし、バランスを取ろうとすることで体幹も鍛えられてダイエットに繋がるといわれますが、私はあくまで「potter」派なので、有酸素運動になる前に自転車から降りるし、気にかかる場所があれば止まりたいのでサドルの位置は低めのセッティングで、バランスをとる必要がないので体幹も鍛えられません。残念ながら痩せることはなさそうです(実績)。